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演劇インタラクティヴ 日本×ドイツ

演劇インタラクティヴ 日本×ドイツ

編者:谷川道子(東京外国語大学教授、GCOE研究協力者)、秋葉裕一(早稲田大学演劇博物館副館長、GCOE拠点副リーダー)

【内容】
世代、問題意識、専門領域を異にする十人の論者が、「演劇」をめぐって問いかけあい、語りあい、切り結んだ考察の軌跡

2010年3月1日発行
A5判・291ページ
早稲田大学出版部

定価3,200円+税

【目次】
前口上 谷川道子

第一の段「演劇なるもの」をめぐっての原理的考察
  第一場 中島裕昭:「キャラ」で見る喜劇―映画「釣りバカ日誌」とブレヒト/ヴォリヨキの『プンティラ』―
  第二場 尾方一郎:人形劇、日本とドイツの場合―儀礼からオブジェクト・シアターへ―
  第三場 本田雅也:ドイツと日本、「近代」と演劇―「国民/国家」が生まれるとき、「演劇」とのそれぞれのつきあいかた―
  第四場 丸本 隆:ドイツの日本演劇受容にみる異文化「誤解」のダイナミズム―「能まがい」「歌舞伎もどき」が投じた波紋―

第二の段 20世紀初頭の<日本×ドイツ>演劇の同時代性と差異
  第五場 谷川道子:築地小劇場の成立と展開―ドラマティストとしての久保栄の位置ー
  第六場 市川 明:宝塚歌劇とカイザーの『二つのネクタイ』―堀正旗が残したもの― 
  第七場 萩原 健:<作品の美学>よりも<作用の美学>を!―戦前の日独アジプロ演劇の実践―

第三の段 現代演劇における<日本×ドイツ>の新たなる創造性
  第八場 秋葉裕一:ベルトルト・ブレヒトと井上ひさし―「あとから生まれてくる人々へ」の「思い残し切符」―
  第九場 大塚 直:アングラ演劇の世界的位相―寺山修司のドイツ体験と「市街劇」成立をめぐって―
  第十場 四ツ谷亮子:一九九〇年代以降の現代演劇の実践と批評―ドイツと接する「点」から「面」へ―

後口上 秋葉裕一

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