演劇博物館グローバルCOE紀要 演劇映像学2010 第1集
演劇博物館グローバルCOE紀要 演劇映像学2010 第1集
目 次
《論文(査読付き)》
・帝政期ロシアにおける芸術映画の受容、蓄音機の音を媒介として―フランス・パテ社・『シネ・フォノ』・フィルム・ダール―
大傍正規 1
・映画史とラジオ史の接点―アメリカにおけるサウンド移行期以前の状況を中心に―
仁井田千絵 23
・溝口健二『残菊物語』試論―音、沈黙、怪談―
長門洋平 37
・内田吐夢監督『歴史』研究―歴史映画をめぐる予備的考察―
羽鳥隆英 61
・鏡の中の紀子―『晩春』における「杜若 戀之舞」―
宮本明子 75
・ステファヌ・マラルメのバレエ評論の再読解―失われたバレエ《ヴィヴィアーヌ》とマラルメのバレエ論をめぐって―
村上由美 91
・供犠の表象の変質―第二の《春の祭典》(マシーン振付、1920 年初演)における変更―
北原まり子 111
・植民地朝鮮における妓生の舞踊活動とその動向
許娟姫 131
・藤蔭会の「思凡」について―背景を中心に―
水田佳穂 155
・ジャドンソン・ダンス・シアターにおける実験的創作法とその意義― Democracy’s Body(Banes, 1993)を中心に―
渡沼玲史 175
・フランスにみるアメリカのポスト・モダンダンスの影響―クアトゥオール・アルブレヒト・クヌストの活動を巡って―
越智雄磨 189
・ダムタイプによるパフォーマンス≪S/N≫(1994)の物語構造分析
竹田恵子 209
《論文》
・朱痩菊の『嵐の夜』の同定・調査・印象について―中国無声映画史の補完に繋がる貴重な手がかり―
佐藤秋成 229
・背中と擬態―山中貞雄現存三作品に見る人間と事物―
藤井仁子 249
《要旨》 271