演劇博物館グローバルCOE紀要 演劇映像学2011 第1集
演劇博物館グローバルCOE紀要 演劇映像学2010 第1集
目 次
《論文(査読付き)》
磐梯山噴火の視覚化をめぐって
― 19世紀末における映像の流通―
大久保 遼 1
映画揺籃期の中国における映画上映
山本 律 17
救いのないサスペンス
―フランス時代のアルベール・カペラニ監督―
小川佐和子 35
「個性」的表現の探求
―トーキー初期におけるジャン・ルノワールの演技論―
角井誠 55
日本トーキー時代の黎明
―溝口健二『ふるさと』(1930)をめぐって―
長門洋平 75
森岩雄と初期サウンド映画
ヨハン・ノルドストロム 97
映画俳優によるラジオ・ドラマ
― 1930 ~ 40 年代ハリウッドの場合―
仁井田千絵 113
「明朗」時代劇のポリティックス
―『鴛鴦歌合戦』(1939 年、マキノ正博)を中心に―
紙屋牧子 129
東映動画株式会社の発足と同社アニメーション映画の
輸出に関する一考察
木村智哉 147
観客を取り戻せ
― 1960 年代の映画会社の動員戦略―
北浦寛之 169
スタンリー・カヴェル『観られた世界』における
「自動性」と「メディウムの創造」
木原圭翔 185
顔・情動・前個体性
―ドゥルーズ『シネマ』における
感情イメージとしてのクロース・アップ―
鈴木啓文 205
戦前日本におけるバレエ・リュス初期作品の芸術的特質の受容
―宝塚少女歌劇と日劇ダンシングチームを中心に―
北原まり子 225
川端康成の舞踊への関心について
―昭和9 年前後を中心に―
水田佳穂 249
大野一雄の舞踏形成期における映画「O 氏三部作分析」
―身体、イメージを読み解く―
宮川麻理子 269
「スコア」における「分節不可能な身体」
―フォーサイス・テクノロジーを通して―
藤堂寛子 289
ウィリアム・フォーサイスの即興システム
渡沼玲史 299
《論文》
誌上の映画博覧会をめざして
―中華民国期に上海で発行された映画雑誌を中心に―
佐藤秋成 311
《要旨》 333