ここから本文が始まります

劇場は存在しなければならない

開催概要

日時 2007年12月 6日(木)18:30~20:30
場所 西早稲田キャンパス6号館318教室
主催 芸術文化環境研究コース
概要 18:30 開会あいさつ(芸術文化環境研究コース事業推進担当者 藤井慎太郎)
18:35 講師紹介(芸術文化環境研究コース客員教員 小林真理)
18:40 シュナイダー氏による講演
19:50 参加者との質疑、ディスカッション

詳細情報

【報告】
ヒルデスハイム大学文化学・芸術コミュニケーション学部教授の他、ドイツ連邦共和国連邦議会文化委員会委員、国際児童演劇連盟議長(ASSITEJ)等多彩な活動をされているヴォルフガング・シュナイダー氏を迎え、ご講演いただいた。全国に多数の劇場が存在し、約4万人が職業として舞台芸術に関わるドイツでは、現在約3300億円の公的助成金が舞台芸術に投入されている。「体験型社会」「劇場型社会」「フェスティバル化」のキーワードで特徴づけられる現在の社会現象のなかで、舞台制度を問題視する動きが出現し、劇場制度改革が進行中である。議論の方向性は、「分野横断型」「拠点重視型対伝統維持型」「大規模劇場対市立劇場」の三類型に整理できる。改革の実態を実例に沿って説明していただき、さらにドイツ演劇界における実験的試みの例が紹介された。参加者との質疑では、演劇環境の地域差、観客構成、多文化社会における舞台芸術のあり方などについての議論が深められた。

> このページのトップに戻る

ここから他ページへ飛ぶリンクナビゲーションが始まります

ここからフッターリンクナビゲーションが始まります