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ブレヒト連続セミナー(第1回)

開催概要

日時 2008年4月30日(水) 16:30~18:30
場所 早稲田大学国際会議場共同研究室7
主催 西洋演劇研究コース 日独比較演劇研究
概要 講師:ヨーアヒム・ルケージー(早稲田大学客員教授、カールスルーエ大学文学部付属研究所研究員)

詳細情報

【開催報告】
GCOEの客員教授として4月から来日しているヨーアヒム・ルケージー教授によるブレヒト連続セミナーの第1回が、上記の日時・会場で実施された。今回はドイツ語での研究報告としては最初であり、今後のセミナーの運営の仕方について参加者から意見を募る機会にもなった。今回取り上げられたのは、ブレヒトの第一詩集『家庭用説教集』である。この詩集に収められた「森の中の死」をクルト・ヴァイルが作曲しており、この曲はほとんど上演ないし演奏されることがないものの、その意味について論じられた。『家庭用説教集』のなかでヴァイルが曲をつけたのは、この他には「溺れ死んだ娘のこと」「死んだ兵隊の伝説」の2篇だけである。すぐに見て取れるように、いずれも死を取り扱ったものであり、若きブレヒトの死生観を考えていく上で興味深い論題であった。

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