グリフィス作品研究会
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開催概要
日時 | 2008年年5月17日(土) 15:00~17:30 |
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場所 | 戸山キャンパス31号館310教室 |
主催 | 映像研究コース |
概要 | 上映作品:(すべて1909年作品) Lady Helen's Escapade The Medicine Bottle The Salvation Army Lass A Rude Hostess The Note in the Shoe A Sound Sleeper A troublesome Satchel The Suicide Club A Baby's Shoe Two Memories A Convict's Sacrifice The Slave The Indian Runner's Romance With Her Card His Wife's Visitor |
詳細情報
【開催報告】新規購入のD・W・グリフィス監督作品の上映会・研究会の第一回が5月17日文学部310教室で開催された。
上映作品は3リールに分けられ(下記参照)、各リールの終了ごとに一作品を取り出し、学生による簡単な解説をつけた。
すべてのリールの上映終了後、全員による作品全体に関するディスカッションを行なった。
ディスカッションの要点としては、非常に多様なジャンルの映画を毎週のように発表していたこの時期(1909年)のグリフィスを、
ジャンルという観点からどのように捉えるべきかということ、そして照明や編集などの技術・形式面での特徴的なイノヴェーション
に関する理解もさることながら、これまであまり指摘されてこなかった、外国映画からの影響についても指摘された。
ヨーロッパ映画からの影響は、とりわけこの時期のグリフィス作品に顕著に見られるが、具体的な作品によってこれを検証する必要がある。
グローバルCOEのグリフィス・プロジェクトはそうした具体的作品の分析のための非常によい機会を提供するものである。