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1900年代における映画常設館の出現と変容 -電気館の改築をめぐって-

開催概要

日時 2008年11月29日(土) 15:00~17:00
場所 戸山キャンパス 31号館310教室
主催 映像研究コース
概要 1. 研究発表(15:15-16:20)
タイトル:『1900年代における映画常設館の出現と変容 ―電気館の改築をめぐって』)
発表者:上田学(グローバルCOE研究員/立命館大学大学院博士課程)
2. 質疑応答

講師等:小松弘(グローバルCOE事業推進担当者/早稲田大学文学学術院教授)

詳細情報

【開催報告】
 グローバルCOE研究員である上田学氏による研究発表会(タイトル:『1900年代における映画常設館の出現と変容 ―電気館の改築をめぐって』)が開催された。まず、上田研究員より約一時間の研究発表が行われた後、質疑応答が行われた。まず事業推進担当者である小松弘教授より質問がなされ、その後、特に日本映画史を研究する各研究員等からも質問が提起されて、未解明の部分が多い日本初期映画史における1900年代の映画館及びそこでの映画上映という現象に関して、積極的な議論が行なわれた。
 上田氏発表の概要は以下の通りである。
「日本最初の映画館として知られる電気館は、1903年に浅草公園六区で映画常設館として開館し、その後に数度の改築を経て、戦後まで長らく浅草の代表的な娯楽施設であり続けた。本発表は、1903年の開館から、1909年の改築までの時期を対象に、改築にともなう電気館の構造的な変化が、映画興行全体の同時代的な変容と、どのように結びついていたのかを明らかにする試みである。なお分析に際しては、従来の研究であまり用いられることがなかった、電気館の内部に関する平面図を活用したい。また、電気館の改築が、1900年代における映画の観客層と、どのように関連していたのかについても、あわせて考察する」。

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