2008年後期定例研究会
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開催概要
日時 | 2008年12月13日(土) 14:00~16:50 | ||
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場所 | 京都大学人文科学研究所本館第一セミナー室 | ||
主催 | 東洋演劇研究コース | ||
概要 | 講師:黄仕忠(中山大学) 14:00~15:30 講義「森槐南、幸田露伴、笹川臨風から王国維まで―明治期の中国演劇研究」 15:50~16:50 パネルディスカッション 「明治期の中国演劇研究をめぐって」 パネラー:黄仕忠、金文京(京大人文研所長)、岡崎由美(事業推進担当者)
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詳細情報
【報告】現代中国における中国演劇研究は王国維『宋元戯曲史』を嚆矢とし、その形成に王の日本滞在が何らかの影響を与えたことは定説となっている。本講演では王の日本滞在前後の日本における中国演劇研究状況に関し、森槐南、幸田露伴、笹川臨風らの業績を中心に紹介された。これまで明治期の中国演劇研究というと狩野直喜らによる京大中国学の成果が強調されがちであったが、本講義では現在の学術界で注目されていない多くの漢文学者や漢詩人の中国演劇研究における業績に言及された。