第19回留学生のための古典ゼミ
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開催概要
日時 | 2009年2月18日(水)18:00~20:00 |
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場所 | 早稲田キャンパス国際会議場共同研究室2 |
主催 | 日本演劇研究コース |
概要 | 講師:平林一成(GCOE客員講師) 18:00~18:50 『源氏物語』「賢木」を読む 18:50~20:00 能〈野宮〉を読む/円地文子の現代語訳『源氏物語』の検討/草子地をめぐるディスカッション |
詳細情報
【開催報告】『源氏物語』「賢木」を読んだ上で、能〈野宮〉について考察。物語の風景描写が、舞台上の登場人物(〈野宮〉のシテ六条御息所の幽霊)の視点によって組み替えられていくことを確認した。また、円地文子の『源氏物語』の現代語訳についても触れ、その特徴について討議した。なお、草子地に関するディスカッションの最中、ヨーロッパ圏の留学生から、「フィールディングの『トム・ジョーンズ』を髣髴とさせる」との興味深い指摘があった。