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第20回留学生のための古典ゼミ

開催概要

日時 2009年4月16日(木)18:00~20:00
場所 早稲田キャンパス 国際会議場共同研究室2
主催 日本演劇研究コース
概要 講師:平林一成(GCOE客員講師)

18:00~18:05
  古典文法の教材を紹介
18:05~19:25
  樋口一葉『わかれ道』(上)
19:25~20:00
  能〈守屋〉の写本を読解

詳細情報

【開催報告】
今回は、3人称の文体(特に草子地)に焦点をあてた。
とりあげたのは、樋口一葉『わかれ道』(上)と、『申楽談儀』記載曲である能〈守屋〉の後場(戦闘場面)である。
1.樋口一葉『わかれ道』(上)については、ゼミの最初に参加者にコピーを配布し、登場人物の発話内容に相当する部分に鉤括弧を書き込むよう指示。その後、登場人物(傘屋の吉とお京)のうちの誰が発話しているのかが明確になるよう、声色に変化をつけて音読。最後に、樋口一葉の文体をめぐってディスカッションを行った(このディスカッションは能と浄瑠璃の差異に関するものへと発展した)。
2.『申楽談儀』記載曲である能〈守屋〉の後場に関しては、現存写本の読解から開始。次回も継続する予定である。
(報告:平林一成)

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