第二回 メイエルホリドと現代ロシア演劇
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開催概要
日時 | 2009年6月17日(水)10:40~13:30 | |
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場所 | 早稲田キャンパス 国際会議場共同研究室7 | |
主催 | 西洋演劇研究コース | |
概要 | 講師:ベアトリス・ピコン=ヴァラン(フランス国立科学研究所上級研究員、早稲田大学演劇博物館上級研究員) ロシア語逐次通訳:上田洋子(早稲田大学演劇博物館助手、GCOE研究員) 10:40 ピコン=ヴァラン先生のロシア語による講義 13:00 質疑応答 13:30 終了
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詳細情報
【開催報告】フランス国立科学研究所上級研究員ベアトリス・ピコン=ヴァラン先生のメイエルホリドに関するロシア語連続講義の2回目。前回のロシア語講義(5月27日)、および6月10日の講演会「伝統と革新」で確認されたメイエルホリドの演劇の革新的手法が、『検察官』という代表作において具体的に確認された。『検察官』の記録映像はほんの断片しか残っておらず、われわれが芝居の全体像を眼にする可能性はない。アーカイヴに残された演出ノート、断片映像、写真、エスキス、同時代の批評、その他の多くの資料を用いた緻密な研究からピコン=ヴァラン先生によって再現された『検察官』像はきわめて刺激的である。演出家メイエルホリドの重要性、そして彼の業績の《面白さ》が確認された講義であった。