ここから本文が始まります

シェイクスピア・ゼミ講演会

開催概要

日時 2009年7月12日(日)15:30~17:00
場所 早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)302教室
主催 西洋演劇研究コース シェイクスピア・ゼミ
概要 Shakespeare Made Fit:テイト版『リア王』をめぐる一考察
講師:佐々木 和貴(秋田大学教授)

15:30~15:35
 挨拶・講師紹介:冬木ひろみ(GCOE事業推進担当者、文学研究科准教授)
15:35~16:35
 講演
16:35~17:00
 ディスカッション

ネイハム・テイト版『リア王』(1680)は、崇高な悲劇をハッピーエンドに書き換えたことで、王政復古期のシェイクスピア改作でも、もっとも悪名高い芝居である。しかし、単なる愚かな改作ならば、原作ではなく、このテイト版が、18世紀を通じて、上演され続けていたことの説明がつかない。そこで、本講演では、当時の文学関係者の発言を拾い出しながら、テイト版がなぜ支持されたのか、その理由を考えてみたい。
→「詳細・報告」もご覧ください。

<問い合わせ>
西洋演劇研究コース シェイクスピア・ゼミ
E-mail:[email protected]

詳細情報

【開催報告】
ネイハム・テイトによる、シェイクスピア『リア王』の翻案を扱った。
このテイト版『リア王』は1680年に創作された。以後、イギリスで上演される『リア王』は19世紀前半に至るまで、もっぱらテイト版に由来するハッピーエンドの『リア王』であった。
本講演では、なぜテイト版が約150年にもわたってイギリスの舞台で支持されてきたのかを、当時の批評家、文学者、劇作家などの証言をたどることにより、明らかにしていった。

【講師紹介】
秋田大学教育文化学部教授。専門はエリザベス朝文学、初期近代英国演劇。おもな著作は、『文学研究は何のため:英米文学試論集』(共著、北海道大学出版会、2008)、『食卓談義のイギリス文学』(共著、彩流社、2006)、『十七世紀英文学と都市』(共著、金星堂、2004)など。『新歴史主義からの逃走』(共著、松柏社、2001)では、東北英文学会賞を受賞。

> このページのトップに戻る

ここから他ページへ飛ぶリンクナビゲーションが始まります

ここからフッターリンクナビゲーションが始まります