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第2回 演劇と日本近代・演劇創造部会

開催概要

日時 2009年9月26日(土) 17:30~19:30
場所 早稲田キャンパス6号館3階318室(レクチャールーム)
主催 芸術文化環境研究コース(演劇とナショナリティプロジェクト)
概要 タイトル:「日本におけるメイエルホリドの(非)受容と日本近代演劇の挫折」
講師:鴻英良(演劇批評家)
司会:松井憲太郎(演劇評論家、演劇博物館GCOE芸術文化環境研究コース客員講師)

17:30~17:40
 趣旨説明と講師紹介:松井憲太郎
17:40~19: 30
 講演



【研究会シリーズについて】
今年度の芸術文化環境研究コース「演劇と日本近代・演劇創造部会」では、日本の演劇がいかに海外の演劇を受容し、かつそれを日本化したか、さらにそれが日本の「近代」や「国民国家」観というイデオロギーの形成にどのように影響を及ぼしたかを研究する。また海外の演劇の受容のあり方については、「翻訳」をひとつのキーワードにすえてみる。つまり単純に戯曲の言葉が、またドラマトゥルギーや演出法、コレオグラフィーといった演劇言語がどのように「日本語」化されていったかを具体的な手がかりにして、日本近代における演劇の形成の歴史を考える。

詳細情報

【開催報告】
日本社会における演劇受容の歴史は、演劇および芸術文化をとりまく環境を理解するうえで現代につながる重要な論点を含んでいる。演劇と日本近代の関係を考える月例研究会シリーズの本年度第2回では、鴻英良氏(演劇批評家)を招聘し、日本におけるメイエルホリドの受容を中心に検討した。

【講師プロフィール】
鴻英良(おおとり・ひでなが)
東京工業大学理工学部卒、ウォーカー・アート・センター、グローバル委員(ミネアポリス)、国際演劇祭ラオコオン芸術監督(カンプナーゲル、ハンブルグ)、京都舞台芸術研究センター副所長(京都)などを歴任。著書に、『二十世紀劇場―歴史としての芸術と世界』(朝日新聞社)、訳書にタルコフスキー『映像のポエジア;刻印された時間』(キネマ旬報社)、カントール『芸術家よ、くたばれ!』(作品社)、『イリヤ・カバコフ自伝』(みすず書房)。野田秀樹との共著に『野田秀樹、赤鬼の挑戦』(青土社)、巻上公一との共編著に『反響マシーン:リチャード・フォアマンの世界』(けい草書房)など。

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