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アイヌと北米先住民のダンス・ワークショップ&レクチャー

開催概要

日時 2009年10月7日(水)18:00~20:30
場所 早稲田キャンパス 国際会議場3階第1会議室
主催 西洋演劇研究コース/公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
概要 講師:酒井美直(「Ainu Rebels」代表、(財)「アイヌ文化振興・研究推進機構」アイヌ文化アドバイザー)
    デイスター/ローザリー・ジョーンズ(「Daystar」芸術監督、カナダ・トレント大学講師、振付家、ダンサー)
司会:佐和田敬司(GCOE事業推進担当者/早稲田大学法学学術院教授)

18:00~18:10
挨拶、講師紹介(澤田敬司)
18:15~19:15
アイヌ・ダンスワークショップ(酒井 美直)
19:30~20:30
北米先住民ワークショップ(デイスター/ローザリー・ジョーンズ)

詳細情報

【開催報告】
本企画は日本と北米の先住民族のダンスレクチャーを、ワークショップ形式で行なった。酒井美直氏のワークショップでは、アイヌ舞踊の基本的な動作、リズム、掛け声を学び、動物などを独特の身体技法によって表現した。デイスター・ジョーンズ氏は、北米の先住民の歴史を学びつつ、実際に使われる楽器の実演などと共にその踊りを体験できるワークショップを行なった。この試みにより現代、芸術と民族の伝統がどう融合をみせているかについて理解を深めることが出来た。まだ一般的に、その存在が理解されているとはいえない先住民による芸術を、自らの身体によって表現してみることが参加者たちにとって非常に有意義な経験になったと思われる。

【講師紹介】
○酒井美直 Mina Sakai
1983年北海道帯広生まれ。幼少からアイヌの伝統舞踊を習い、アイヌ文化の継承活動や舞踊の公演、またアイヌとしての自身のライフストーリーの講演などを各地で行っている。2006年関東在住の若いアイヌを中心としたグループ、Ainu Rebels (アイヌ・レブルズ)を立ち上げ、代表を務める。(財)「アイヌ文化振興・研究推進機構」アイヌ文化アドバイザー。

○ローザリー・ジョーンズ Rosalie Jones
北米先住民族チペア出身。ユタ大学ダンス学修士。アメリカ先住民による初のダンスカンパニーであるDaystar: コンテンポラリー・ダンス-ドラマ・オブ・インディアンアメリカを1980年に設立し、現在まで芸術監督をつとめる。先住民によるコンテンポラリーダンス創作の先駆者として発表した作品は、アメリカ、カナダ、アイルランド、ドイツ、ブルガリア、トルコ等、世界中で公演を行う。30年以上にわたり、数多くの先住民族と交流し、その地方に伝わる伝統舞踊を学んだ幅広い知識をもち、現在はトレント大学(カナダ)で先住民族の舞踊・音楽についての授業の講師を勤める傍ら、振付家、ダンサーとしても活動している。

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