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第4回 アイルランド演劇研究会

開催概要

日時 2009年10月17日(土)15:00~18:00
場所 早稲田キャンパス 6号館318教室(レクチャールーム)
主催 西洋演劇研究コース(アイルランド演劇研究会)
概要 ‘How some people live’: a study of Tom Murphy’s later plays
「トム・マーフィーの後期演劇について」
講師:リナ・オドワイヤー(アイルランド国立大学ゴールウェイ校上級講師)
Dr Riana O’Dwyer(NUI, Galway)
使用言語:英語
15:00~16:30
 講演
16:40~18:00
 参加者によるディスカッション

詳細情報

【開催報告】
本研究会では、Riana O’Dwyer氏による講演と、参加者を含めたディスカッションが行われた。O’Dwyer氏の講演は、現代アイルランド演劇を代表する劇作家のひとりであるTom Murphyの主要な作品をとりあげ、2009年の新作The Last Days of a Reluctant Tyrantにいたるまでの軌跡を辿るものであった。80年代にMurphyはドルイド劇団のwriter-in-associationとして多くの代表作を書いたが、その裏には女性演出家Garry Hynesの強力な影響力があったことが指摘された。次に90年代中頃からのアイルランドはケルトの虎と呼ばれる未曾有の経済発展をとげたが、Murphyの作品中でこの社会的な大転換がどのように表象されているのか、特に移民というテーマから検証された。

【講師紹介】
1947年アイルランド生まれ。アイルランド国立大学文学博士。Echoes Down the Corridor: Irish Theatre – Past, Present and Future (Carysfort Press, 2007)、’The imagination of women’s reality: the theatre of Christina Reid and Marina Carr’ など、現代アイルランド演劇、ジェイムズ・ジョイス、19世紀アイルランド小説に関する著書、論文多数。現在は、アイルランド国立大学ゴールウェイ校で教鞭をとり、国際アイルランド文学研究学会の会長を2期(2004-2009)にわたって務める。

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