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舞踊研究コース研究会「韓国の現代舞踊 舞踊教育と国際フェスティバルを巡って」

開催概要

日時 2010年2月3日(水)17:30~20:50
場所 早稲田キャンパス6号館318教室(レクチャールーム)
主催 舞踊研究コース
概要 講師:陸 完順 ((社)韓国現代舞踊振興会理事長)
    金 哲理 (ソウル国際舞台芸術祭(SPAF)芸術監督)
司会:石井達朗 (早稲田大学GCOE客員講師、慶応大学名誉教授)

〈概要〉
現在、韓国では54校にのぼる大学に舞踊学科が設置されています。初の舞踊学科の設立は、1963年、梨花女子大学でした。その梨花女子大学舞踊学科が確かな成果を上げたことを受けて、その後、次々と多くの大学は舞踊学科を設立。韓国においては、これら各大学の舞踊学科とその系列の舞踊団といったアカデミズムが、コンテンポラリーダンス発展への原動力となりました。その後、ヨーロッパを中心にした舞踊団の来韓公演とワークショップ、若手舞踊家の海外研修などがモダンからコンテンポラリーへの展開に拍車をかけました。
講師の陸完順氏には、韓国現代舞踊の礎を築いた第一人者として「韓国の大学における舞踊教育の発展と現状」について、また金哲理氏には、若い世代に刺激を与えた「韓国における国際舞踊フェスティバル」について語っていただきます。その後、司会の石井達朗氏により、日本とは異なる成長の道を歩んだ韓国のコンテンポラリーダンスに焦点を当てた討論に移ります。

《入場無料・予約不要》

【講師紹介】
○陸完順(Yook Wansoon)
1963年、韓国にアメリカモダンダンスを導入、梨花女子大学舞踊学科教授を30年間勤め、韓国現代舞踊界を担う多くの人材を輩出。これまで170余の舞踊作品を振付、その中でも『スーパースター・イエス・キリスト』(73)は現在まで国内外で290回という最長最多上演作品。韓国初の現代舞踊団「韓国コンテンポラリー舞踊団」(75)、「韓国現代舞踊協会」(80)、「(社)韓国現代舞踊振興会」(85)などを設立、さらには、「ソウル国際振付フェスティバル(旧ソウルプラットホーム)」(94)を催し、教育者・振付家・行政家として韓国現代舞踊の発展及び定着に貢献。

○金哲理(Kim Chul Lee)
西江大学新聞放送学科在学中に演劇と出会う。1978年から「実験劇団」を始め、「韓国教育放送プロデューサ」(79-84)、劇団「民衆」(84-86)、「現代」(87-88)、「西江」(89-90)、「琵琶」(95-97)、「国立劇団」(02-03)などで演出家・代表として勤め、また数多くの演劇やミュージカル作品及び戯曲の翻訳家、さらには俳優としても活躍。「第12回演戯演劇賞」(87)、「第33回百想芸術大賞演出賞」(97)、「第7回韓国ミュージカル大賞演出賞」(01)などを受賞。1998年「ソウル演劇祭」を機に、「水原華城演劇祭」(04-05)、現在「ソウル国際舞台芸術祭(SPAF)」(05-)芸術監督として韓国内外の多くの作品を紹介。

詳細情報

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