メキシコの路上演劇 ギジェルモ・ディアス氏を迎えて
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開催概要
日時 | 2010年5月11日(火) 18:30~20:30 |
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場所 | 早稲田キャンパス26号館(大隈タワー)3階302会議室 |
主催 | 芸術文化環境研究コース |
概要 | 「メキシコの路上演劇 ギジェルモ・ディアス氏を迎えて」 講師 ギジェルモ・ディアス 今年で10年目を迎える「路上演劇祭」創設にも深く関わり、「路上演劇祭 Japan 2010」の開催に 合わせて来日するギジェルモ・ディアス氏を招いて、路上演劇というメディアを通じて行っている活動の 芸術性、政治性、社会性をヴィデオを用いて振り返り、さらにメキシコの先住民文化や民衆文化との関係を議論します。 入場無料・事前予約不要 ※日本語通訳つき |
詳細情報
【開催報告】長年路上演劇を通じてメキシコ社会における貧困問題と向き合ってきたギジェルモ・ディアス氏による
レクチャーとワークショップ。
まず、ドキュメンタリー映像を上映しながら、20世紀のメキシコ社会・及び民衆文化の歴史的経緯を
説明した上で、メキシコのネイティブの多様な文化が流れ込む民衆演劇が大衆文化のなかに占める
独自の位置づけが紹介された。引き続いてギジェルモ氏は、メキシコの路上演劇の写真を紹介しながら、
路上演劇を利用することで社会にはびこる暴力や貧困にいかに介入できるのか、及びその有効性に
ついて説得的に語ってくれた。
以上を踏まえレクチャーの最後に、会場からの協力を仰いで簡単な演劇ワークショップが行われ、
参加者の間でも実体験として路上演劇が持ちうる可能性の一端を感じ取ることのできる有意義な研究会となった。