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連続講演会「文化外交再考 歴史的な形成過程と現在における課題」第二回「英国の文化外交政策」

開催概要

日時 2010年6月7日(月) 19:00~21:00
場所 早稲田キャンパス26号館(大隈タワー)3階302会議室
主催 芸術文化環境研究コース
概要 連続講演会「文化外交再考 歴史的な形成過程と現在における課題」
 第2回「英国の文化外交政策」

講師 ジェイスン・ジェイムズ(ブリティッシュ・カウンシル 駐日代表)
   湯浅真奈美(ブリティッシュ・カウンシル アーツマネージャー)
(日本語による講演、通訳なし)

申し込み多数のため、参加受付は終了いたしました。(6/7)


今回は、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルより、
ジェイスン・ジェイムズ駐日代表と湯浅真奈美アーツマネージャーのおふたりをお招きします。

ブリティッシュ・カウンシルの創設は1934年にさかのぼるように、英国も長い文化外交の伝統を
持つとともに、世界各地に有数のネットワークを有しています。また、日本に事務所が開設された
1953年以来、半世紀以上にわたって日英文化交流の推進力となってきました。外務省から支援
を受けつつも、特定の省庁の直下には属さない無所属公的行政機関(NDPB: Non Departmental Public Body)
として運営され、政府から一定の距離を保った自律的組織であるのが特徴です。これまでの歴史的変遷、
現在における組織のあり方と優先課題、外務省の外交政策や文化・メディア・スポーツ省の国内文化政策との
連携のあり方などについて、お話いただく予定です。

第1回も、フランスで現在進められている文化外交の大規模な機構改革について詳しくお話を伺うことができましたが、
英国でも総選挙の結果、政権交代が実現し、さらに知日派の文化大臣が誕生した折、政治と文化外交の関係という、
私たちにとっても他人事ではないアクチュアルな問題についてもお話が伺えるのではないかと思います。
ぜひ、できるだけ多くのみなさまにご参加頂ければ幸いです。

詳細情報

【開催報告】
ブリティッシュ・カウンシル駐日代表のジェイスン・ジェイムズ氏、同アーツマネージャーの湯浅真奈美氏を招いて
英国の文化外交についてお話を伺った。
 冒頭ジェイムズ氏より、「文化外交(Cultural Diplomacy)」という用語を手がかりにして、
国際的な文化交流を担うブリティッシュ・カウンシルと「パブリック・ディプロマシー(Public Diplomacy)」を担う
外務省との関係性、及びブリティッシュ・カウンシルの歴史的展開についてのご紹介があった。続いて湯浅氏からは、
ご自身がこの数年携わってきたブリティッシュ・カウンシル主催の文化交流、とりわけ芸術分野のプロジェクトを映像を
利用しながらご説明頂いた。
お二人の話から浮かび上がってきたのは、英国文化を伝えるというブリティッシュ・カウンシルのミッションは
不変だけれども、そのミッションを支える人材に関しては、英国人以外にも広く開放されているという人材の公開性であった。
 最終的には来場者からの質問を募り、お二人のお話の中で提示された論点をより深めていくことになった。

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