舞台芸術と人材育成 芸術創造団体における研修制度の場合
< 戻る
開催概要
日時 | 2010年6月21日(月) 18:30~21:00 |
---|---|
場所 | 早稲田キャンパス26号館(大隈タワー)3階302会議室 |
主催 | 芸術文化環境研究コース |
概要 | 講師:ヲザキ浩実(あうるすぽっと)、宮崎あかり(アートネットワーク・ジャパン)、恵志美那子(世田谷パブリックシアター) |
詳細情報
【開催報告】今後シリーズ化を予定している「舞台芸術と人材育成」をテーマとした研究会の第一回。今回は、制作活動と並行して積極的に人材育成プログラムを展開する3つの舞台芸術育成団体、あうるすぽっと、アートネットワーク・ジャパン、世田谷パブリックシアターのから講師を招いて、各団体の人材育成制度の制度、現状、今後の課題について1時間程度のお話を伺った。そのうえで、後半のパネルディスカッションでは会場との意見交換が積極的に交わされ、まず富山大学の伊藤裕夫氏、及び神戸大学の藤野一夫氏から地方の現状の実例を挙げながら、東京と地方との間での芸術団体における人材育成制度の格差の問題を中心に議論がなされた。続いて、会場の参加者から、ボランティア制度が安い労働力の提供へと形骸化するのではないかという懸念、もしくは舞台芸術の人材育成制度自体のニーズの問題といった重要な視点が提出され、よりよい人材育成制度の在り方が検討された。