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2010年度第5回 オペラ/音楽劇の総合的研究プロジェクト

開催概要

日時 2010年7月28日(水) 15:00~17:00
場所 早稲田キャンパス8号館305会議室
主催 西洋演劇研究コース オペラ/音楽劇の総合的研究プロジェクト
概要 講師:山本まり子 (グローバルCOE研究協力者)
題目:ロマン主義オペラにおける「魔」のキャラクター ---ドイツとイタリアの比較を中心に---

<概要>
 現在、発表者は「異界の音楽表現」を研究課題の一つとしている。本発表では、ヴェーバー《魔弾の射手》、
フンパーディンク《ヘンゼルとグレーテル》、ヴェルディ《マクベス》を中心的題材として取り上げ、魔力を備
えた登場人物、魔的な事象、異空間への超域(あるいは非超域)などの切り口から表現手法を比較する。
それを踏まえ、オペラにおける魔的形象とその音楽に、文化的背景、時代様式がどのように関わっているのか
検討したい。
 なお、本題目には意図的に「魔」と「キャラクター」という多義的な日本語2語を使用している。このことを
糸口として話を進めてゆくことにする。


<発表者プロフィール>
山本まり子(やまもとまりこ)
 聖徳大学音楽学部教授。同大学SOA音楽研究センター長。博士(人文科学)。2010年度早稲田大学演劇博物
館グローバルCOE研究協力者。国立音楽大学声楽学科、お茶の水女子大学大学院修士課程(声楽演奏学)を
経て、同博士課程(音楽学)単位修得満期退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてハンブルク大学
音楽学研究所に留学。
 2010年の活動には、論文「グスタフ・マーラーと伝承文芸」(『聖徳大学研究紀要』第20号)および「ドイツ
・ロマン主義オペラにみる魔力の系譜---「自然」と「超自然」の構図から---」(『音楽文化研究』第9号)、
日本独文学会春季研究発表会での口頭発表「グリム、ベヒシュタインからマーラー《嘆きの歌》へ---テクスト
改変の起点としての作品論---」などがある。詳しくは次のURLに掲載:http://www.seitoku.ac.jp/daigaku/music/profiles/yamamari2.html

詳細情報

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