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2010年度第8回 オペラ/音楽劇の総合的研究プロジェクト

開催概要

日時 2010年12月11日(土) 14:00~16:00
場所 早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)地下1階 多目的講義室
主催 西洋演劇研究コース オペラ/音楽劇の総合的研究プロジェクト
概要 近年のオペラ研究の発展と19世紀以降の音楽史学の複雑な関係性を考察する。
著書、Verdi and the Germans: From Unification to the Third Reich (2010) の
論考を基に、ワグナー研究に顕著な総合芸術としてのオペラというジャンルに
政治・社会的な解釈を加え、ヴェルディに代表される19世紀来のイタリア・オペラの
ドイツでの受容が深く国勢とイデオロギーに根ざしたものであることを示す。

詳細情報

題目 「ヴェルディとドイツ人:ナショナリズム、音楽史、そして『オペラ研究』の出現」
講師 Gundula Kreuzer(イェール大学音楽学部准教授)
司会 丸本隆(GCOE事業推進担当者・早稲田大学教授)
通訳 福中冬子(GCOE研究協力者・東京芸術大学准教授)

講師略歴
イェール大学音楽学部准教授。現在、同音楽学部で大学院長を務める。
ミュンスター大学とオックスフォード大学にて音楽学、哲学、近代史を学び
音楽学で博士号取得。社会、文化、政治と歴史、そしてメディア論を
踏まえた学際的なアプローチで、アメリカにおけるオペラ研究の先端を切り
開いている。本年、Verdi and the Germans: From Unification to the Third
Reich (Cambridge University Press)を出版。また、The Works of Giuseppe
Verdi, Series V (University of Chicago Press and Ricordi, 2010)では
ヴェルディの室内楽を斬新に編集した。現在は主にオペラ演出の制作、理論、
歴史の研究を進め、ワグナーの霧の使用の効果について執筆中。The Opera
Quarterlyに寄稿すると同時に編集協力者でもある。アメリカの音楽学協会から
Alfred Einstein Award、ロイヤルミュージカル協会からJerome Roche Prizeを、
イェール大学からは人文学における顕著な出版功績に対してHeyman Prizeを
受賞している。

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