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葉長海氏・鄒元江氏特別講義

開催概要

日時 2011年1月22日(土) 14:00~
場所 早稲田キャンパス6号館3階318教室(レクチャールーム)
主催 東洋演劇研究コース
概要 使用言語:中国語(通訳なし)

題目:『昆曲と《牡丹亭》』
講師:葉長海氏(上海戯劇学院教授)

題目:『日本の視点から見る梅蘭芳の美学への解釈』
講師:鄒元江氏(武漢大学教授)

【入場無料・事前申込不要】

詳細情報

【開催報告】
 まず、14時より上海戯劇学院教授の葉長海氏によって「昆曲と『牡丹亭』」という題目で講義を行われた。中国における最も古い芸能の一つである昆曲の発展について簡単に概説し、その後にその代表的な作品である『牡丹亭』における作者、魅力とその観衆から、その文学作品としての価値と舞台での解釈などにわたって著名な段落の映像や自ら唄うことをしながら解説した。次いで、16時よりは武漢大学哲学学院の教授鄒元江氏に「日本の視点から見る梅蘭芳美学への解釈」という題で講義を行われた。鄒先生は長年に梅蘭芳研究を行っており、梅蘭芳の中国国内における舞台や演目が海外での公演と大いに異なっていることへの指摘から始め、これまでの梅蘭芳への評価や人物像を再検討を働き掛けている。近代中国京劇の偉人とみなされてきた梅蘭芳の人物像に、歴史的資料の再考証によってより客観的な視点を試み、演劇博物館にある日本側の資料にも合わせて今まで梅蘭芳研究で見えてこない点に光を当てていた。

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