ダンスは誰のもの?-ダンスする身体の多様化をめぐって-
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開催概要
日時 | 2011年3月8日(火) 18:00~20:30 |
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場所 | 早稲田キャンパス6号館3階318室(レクチャールーム) |
主催 | 舞踊研究コース |
概要 | グローバル化の時代に入り、従来の「ダンス」の枠組みが問い直されています。 ダンス作品として必要とされる要素、ダンサーとして不可欠な身体技巧が再定義 されるに従って、ダンサーとして理想の身体が想定されなくなってきました。 誰がダンスをし、誰がそれをダンスと名付けるのか。このポストモダンの問いかけは、 現代アートの様々なジャンルとの相互関連の中で、ダンスをこれまでの美学的な限界 から解き放ち、年齢や身体能力の上で多様な背景を持ったダンサーを現在のダンス・シーン の中に生み出しています。 現在のコンテンポラリーダンスを巡るこれらの変化について、文化批評理論 及び障害学の視点から迫ります。 講師:中島那奈子 聞き手:石井達朗(早稲田大学客員講師、慶応大学名誉教授) ※参加無料・予約不要 【講師紹介】 中島那奈子(Nanako Nakajima) ベルリン自由大学演劇学研究所所属。日本舞踊宗家藤間流師範名執藤間勘那恵。 成城大学大学院美学美術史・ニューヨーク大学パフォーマンス研究科修士課程修了。 2003年から2007年まで米国ニューヨークに滞在、2006年よりニューヨーク大学客員研究員、 その間マサチューセッツ州Jacob's Pillow Dance Festival研究フェローとしても活躍(2006年)。 2007年よりドイツ学術交流会(DAAD)の支援を受けてベルリン自由大学で研究を行い、 論文『踊りにおける老いの身体』で博士号取得。2004年からニューヨーク及びベルリンで、 ダンス・ドラマトゥルクとして活躍し、ルシアナ・アーギュラーとの作品は2006年度 ニューヨーク・ダンス・アンド・パフォーマンス・アワード(ベッシー賞)受賞。 |