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John Romeril 『ミス・タナカ』リーディング上演とシンポジウム

開催概要

日時 2011年6月11日(土) 15:00~18:00 (14:30開場)
場所 早稲田キャンパス26号館(大隈タワー)地下多目的講義室
主催 西洋演劇研究コース・オーストラリア学会
概要 西洋演劇研究コースでは、ポストコロニアル演劇研究の一環として、オーストラリア演劇の紹介に努めてまいりました。今回は国内外で評価の高いジョン・ロメリル(John Romeril)作品のリーディングと作家、演出家、研究者によるシンポジウムを開催することで様々な観点から議論を交わし、ポストコロニアル演劇及びその研究に関わる諸問題の検討を行う予定です。

■『ミス・タナカ』リーディング上演
作:ジョン・ロメリル(サビア・ハーバートの同名短編小説より)
訳:佐和田敬司(早稲田大学教授、演劇博物館グローバルCOE事業推進担当者)
演出:和田喜夫(楽天団)
出演:はざまみゆき/池田ヒトシ/伊勢谷能宣/小林千里/世志男/山口めぐ
制作:演劇企画集団・楽天団

■ポストパフォーマンス・シンポジウム(『ミス・タナカ』上演後に開催)
題目:「演劇をとおしてみる日豪の出会い~ジョン・ロメリル『ミス・タナカ』をめぐって」
パネリスト:ジョン・ロメリル、和田喜夫、有満保江、山内由理子
司会:佐和田敬司


※参加無料、要事前申し込み(定員に達し次第締め切り)


作家・作品紹介

○ジョン・ロメリル(John Romeril)
1960年代末メルボルンの小劇場運動以来、オーストラリア演劇を牽引し続ける劇作家。第二次世界大戦での日豪の不幸な出会いをテーマにした代表作『フローティング・ワールド』は、佐藤信演出により、東京・メルボルンで日本語上演された。『ミス・タナカ』『Love Suicides』を含む日本三部作の執筆を続けるほか、先住民アボリジニとの演劇・映画制作にもたずさわっている。


○ミス・タナカ
1930年代、真珠貝採取産業に沸くウェスタンオーストラリア州ブルーム。仕事・博打・喧嘩に明け暮れる男たちの前に、日本人ダイバー田中佐一の姪と名乗る謎の美女「ミス・タナカ」が現れ、たちまち皆を虜にしていく・・・。ニューサウスウェールズ州首相文学賞の、魔術的想像力に満ちたコメディ。

詳細情報

【開催報告】
グローバルCOE西洋演劇研究コースでは、ポストコロニアル演劇研究の一環として、オーストラリア演劇を取り上げてきた。今回、『ミス・タナカ』リーディング上演を行なうことで、日本では代表作である『フローティング・ワールド』以外には未だ積極的に紹介されているとは言いがたいジョン・ロメリル(John Romeril)作品の魅力を広く紹介することが出来た。今日のオーストラリア舞台芸術を語る上で最も重要な作家のひとりであるロメリル作品を、演劇企画集団・楽天団の全面協力の下披露することがかない、非常に貴重な機会となった。

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