第十二回芸能の音声・映像資料についての研究会
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開催概要
日時 | 2011年6月30日(木) 19:00~21:00 |
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場所 | 戸山キャンパス 33-2号館 演劇映像第2専修室 (215) |
主催 | 日本演劇研究コース 近世演劇研究 |
概要 | 講師:児玉竜一(事業推進担当者)、飯島満(研究協力者) |
詳細情報
【開催報告】○「録音・映像のなかの初代中村吉右衛門」
初代中村吉右衛門が松王丸を演ずる『菅原伝授手習鑑』寺子屋の段(昭和25年5月御園座)の一部を観賞し、現在との型の異同などを確認した。また同丈が河内山宗俊を演ずるレコード『NHK歌舞伎名作選』の「河内山」(昭和28年2月東京歌舞伎座所演)を観賞した。
映像・音声資料を通して「播磨屋の名調子」と謳われた初代吉右衛門の演技・口跡を検討した。また俳優の演技内容だけでなく、劇場中継だからこそ伝わる情報の重要性にも論が及び、音声・映像資料の種類と意義について討論が行われた。