オペラ/音楽劇の総合的研究プロジェクト 研究会
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開催概要
日時 | 2011年12月24日(土) 13:00~15:00 |
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場所 | 早稲田大学小野記念講堂(27号館小野梓記念館地下2階) |
主催 | 西洋演劇研究コース オペラ研究会 |
概要 | 発表者:平井李枝(ピアニスト・ソプラノ、GCOE研究生) 発表題目:「グラナドス作曲《ゴイェスカス》とゴヤの絵画 ~オペラの原曲であるピアノ曲集《ゴイェスカス》から読み解く「ゴヤ」の世界(ピアノ演奏による解説付き)~」 ※無料・申し込み不要 【発表概要】 スペインの作曲家、エンリケ・グラナドス(1867ー1916)のオペラ《ゴイェスカス》は、 同題のピアノ曲集から創作された。《ゴイェスカス》はスペイン語で「ゴヤ風の」という 意味を持つ。全6曲から構成されるピアノ曲集《ゴイェスカス》は、グラナドスが プラド美術館において、画家フランシスコ・デ・ゴヤの絵画を鑑賞し、その世界観に 感銘を受け作曲された作品である。その物語性の豊かさから、ピアノ曲集のパリ 初演において、パリ・オペラ座からオペラヘの改作を依頼された。そこで今回の 発表ではオペラの原曲であるピアノ曲集に焦点をあて、グラナドスがゴヤの絵画の 世界観を音楽でどのように表現しているのか、その作曲技法や物語性などについて ピアノ演奏を交えながら検証する。 【発表者プロフィール】 ピアニスト。東京芸術大学付属音楽高校を経て東京芸術大学ピアノ科卒業。 2010年、グラナドスの研究で博士(音楽)を取得(聖徳大学)。 国内外でリサイタルやトークコンサートを行なっている。 全音楽譜出版社刊グラナドス、ラフマニノフ、ファリャ作品集の校訂者として、 全国で音楽指導者を対象の公開講座やレクチャーコンサートを開催。 2011年スペイン・カタロニア国立図書館より栄誉賞受賞。 渋谷教育学園非常勤講師。 |