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国際シンポジウム「ACTING‐演じるということ」

開催概要

日時 2012年1月27日(金)、28日(土)、29日(日)
場所 早稲田大学国際会議場
主催 演劇博物館グローバルCOE
概要 国際シンポジウム「ACTING―演じるということ」は、2007年度より5年間にわたる本拠点の総括となる研究集会です。本研究集会のために、私どもは1年以前より討議を重ねて、テーマを募り、映画にも演劇にも共通する課題であることを勘案して、映像研究コースリーダーの小松弘教授提案による、標記の総タイトルを決定しました。その後コースリーダー会議が企画内容の検討に着手、今秋ようやく全内容を固めることが出来ました。若手の研究発表にはじまり、新発見資料の紹介、各研究コース分科会、各分野の招聘講師による講演、イベントの掉尾を飾る小田島雄志氏の記念講演と続き、若手研究者と事業推進担当者のそれぞれによるパネル・ディスカッションをもって締めくくりといたします。すべての企画を通じ、演じるということの意味を考察して、演劇とは何か・映画とは何かを真摯に追究するものとなっています。今回も三日間にわたる長丁場ですが、多くの皆さんのご参加をお待ちいたします。(拠点リーダー:竹本幹夫)

入場無料・要事前予約

詳細情報

【第1日目】
2012年1月27日(金)

13:00~15:10 グローバルCOE研究生による研究発表(発表20分、質疑応答10分)

[国際会議場 第一会議室]

13:00~13:30
研究発表「鏡、あるいは浸透膜 喜劇俳優カール・ファレンティンの「静」の演技」
発表者:摂津隆信(早稲田大学非常勤講師)
13:30~14:00 研究発表「オペラと演技―音楽的構造から見る「アクト」と「プレイ」に関する問題」
発表者:森佳子(日本大学非常勤講師)
14:10~14:40 研究発表「俳優としてのオペラ歌手―シュテファン・ヘアハイムとクリストフ・ロイの演出について」
発表者:新田孝行(パリ第3大学映画・視聴覚研究所客員研究員)
14:40~15:10 研究発表「五代目市川海老蔵と信州川路興行」
発表者:木村涼(早稲田大学演劇博物館助手)

[国際会議場 第二会議室]
13:00~13:30 研究発表「初期時代の文芸映画にみられる演技形態について」
発表者:谷口紀枝(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)
13:30~14:00 研究発表「P.C.Lのミュージカル映画に見るアクティング―ヴォードヴィルと音楽性」
発表者:ヨハン・ノルドストロム(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)
14:10~14:40 研究発表「アメリカ映画における俳優の声と身体―ラジオ・ドラマとの比較から」
発表者:仁井田千絵(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)
14:40~15:10 研究発表「身振り言語と映画形式―初期イタリア映画におけるディーヴァ女優を中心に」
発表者:小川佐和子(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)

[国際会議場 第三会議室]
13:00~13:30 研究発表「メタ・アクティング―演技コードと身体の現前」
発表者:越智雄磨(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)
13:30~14:00 研究発表「大野一雄における「身振り」の意味―大野舞踏の方法論をめぐって」 
発表者:宮川麻理子(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
14:10~14:40 研究発表「読むことから演じることへ―ジャン・ルノワールとルイ・ジュヴェの演技論をめぐって」
発表者:角井誠(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
14:40~15:10 研究発表「作劇の方法―『晩春』における「杜若 戀之舞」―」
発表者:宮本明子(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)
  
<休憩15分>

[国際会議場 井深大記念ホール]
15:25~15:30 開会挨拶  拠点リーダー 竹本幹夫
15:30~16:40 映像上映 「アルベール・カーン博物館所蔵 能・京舞映像記録上映」
解説:児玉竜一(グローバルCOE事業推進担当者・文学学術院教授)
17:00~18:00 講演「ある俳優の演技論」
講師:柄本明(劇団東京乾電池座長・俳優)
聞き手:岡室美奈子(グローバルCOE事業推進担当者・文学学術院教授)




【第2日目】
2012年1月28日(土)

10:00~12:00 研究コース分科会:午前の部
[国際会議場 第一会議室] 日本演劇研究コース
10:00~12:00 パネル・ディスカッション「日本演劇研究と映像資料―アルベール・カーン博物館所蔵資料を中心に―」
パネリスト:竹本幹夫、内山美樹子(早稲田大学名誉教授)、岡田万里子(グローバルCOE研究生)
司会:児玉竜一

[国際会議場 第二会議室] 映像研究コース
10:00~12:00 映像上映とディスカッション「映画における俳優の表情と肉体表現」(英語・通訳なし)
ディスカッション参加者:チャールズ・マッサー(イエール大学教授)、
キム・ソヨン(韓国国立芸術大学教授)、
他グローバルCOE研究生
司会:小松弘

[国際会議場 第三会議室] 舞踊研究コース
10:00~12:00 講演とディスカッション「ダンス・コンポジションの解剖学」(英語・逐次日本語通訳付)
講師:エリン・ブラニガン(ニュー・サウス・ウェールズ大学専任講師)
司会:鈴木晶(グローバルCOE事業推進担当者・法政大学教授・早稲田大学客員教授)
コメンテーター:石井達朗(グローバルCOE研究協力者・慶應義塾大学名誉教授)

<昼休み90分>

13:30~15:30 研究コース分科会:午後の部
[国際会議場 第一会議室] 東洋演劇研究コース
13:30~14:30 講演「スタニスラフスキーと中国演劇」及びディスカッション(中国語・通訳なし)
講師:陳世雄(アモイ大学教授)
コメンテーター:瀬戸宏(摂南大学教授)
14:30~15:30 講演「梅蘭芳と京劇の演技の近代化に関する再考」及びディスカッション(中国語・通訳なし)
講師:鄒元江(武漢大学教授)
コメンテーター:平林宣和(グローバルCOE事業推進担当者・政治経済学術院准教授)

[国際会議場 第二会議室] 芸術文化環境研究コース
13:30~15:30 パネル・ディスカッション「舞台芸術と人材育成」
パネリスト:大楽亮[ピッコロシアター副館長・劇団部長]、
伊藤裕夫[グローバルCOE客員講師]、
松井憲太郎[グローバルCOE客員講師]ほか
モデレーター:藤井慎太郎[グローバルCOE事業推進担当者・文学学術院教授]
 
[国際会議場 第三会議室] 西洋演劇研究コース
13:30~15:30 グローバルCOE研究生によるパネル・ディスカッション
「西洋演劇におけるActingの多様性と接点をめぐって」
パネリスト:中村仁(オペラ研究会)、
久米宗隆(ベケット・ゼミ)、本多まりえ(シェイクスピア・ゼミ)、
(以上、グローバルCOE研究生)、
菊地浩平(グローバルCOE研究助手)
司会:岡室美奈子

<コーヒーブレイク30分>

[国際会議場 井深大記念ホール]
16:00~17:00 講演「他者を演じること、死を駆り立てること」
Playing the Other, Driving the Death(使用言語:英語、同時通訳有り)
講師:キム・ソヨン KIM Soyoung (韓国国立芸術大学教授)

<休憩10分>

17:10~18:10 パネル・ディスカッション「非西欧圏におけるブレヒト受容」
(使用言語:中国語・日本語、同時通訳有り)
パネリスト:陳世雄(アモイ大学教授)、
鄒元江(武漢大学教授)、
里見実(國學院大学名誉教授)
秋葉裕一
司会:平林宣和(グローバルCOE事業推進担当者・政治経済学術院准教授)




【第3日目】
2012年1月29日(日)

[国際会議場 井深大記念ホール] 
10:00~11:00 講演「身ぶりの交換/ダンスフィルムを超えて」
Gestural Exchange: Dancefilm and Beyond(使用言語:英語、同時通訳有り)
講師:エリン・ブラニガン Erin BRANNIGAN (ニュー・サウス・ウェールズ大学専任講師)
 
<休憩10分>

11:10~12:10 講演「パフォーマーとしてのアル・ジョルスン―ステージからスクリーンへ」
Al Jolson as a Performer: Moving from Stage to Screen(使用言語:英語、同時通訳有り)
講師:チャールズ・マッサー Charles MUSSER (イエール大学教授)

<昼休み80分>

13:30~14:30 講演「演戯/行為/再現―演じることの3つの位相」
Jouer / performer / représenter(使用言語:仏語、同時通訳有り)
講師:クリスティアン・ビエ Christian BIET(パリ・ウェスト・ナンテール大学教授)
 
<コーヒーブレイク20分>

14:50~15:50 記念講演「シェイクスピア翻訳の楽しさ」
講師:小田島雄志(東京大学名誉教授)

<休憩20分>

16:10~18:00 パネル・ディスカッション「グローバルCOEがもたらしたもの」
司会:拠点リーダー 竹本幹夫、拠点副リーダー 秋葉裕一
  第一部「若手研究者の立場から」
パネリスト:グローバルCOE若手研究者(梅山いつき、川島京子、川島健、志村三代子、田草川みずき、光岡寿郎、李宛儒)
  第二部「事業推進担当者の立場から」 パネリスト:グローバルCOE事業推進担当者
(岡室美奈子、児玉竜一、小松弘、鈴木晶、平林宣和、藤井慎太郎)

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